転職に失敗してしまい生活費が無くなり借金500万円。法律事務所選びに失敗してしまった私の債務整理体験談

サマリタンさん(41歳 個人事業主 男性 埼玉県)からいただいた債務整理体験談です。

派遣社員として工場勤務をしていたサマリタンさんは転職をするために東京へ引っ越しをします。

しかし東日本大震災が同時期に発生してしまい、内定が取り消されてしまい予定していた収入より低い職につくことになってしまいました。

何とかクレジットカードやカードローンで借り入れを行い生活費を工面していましたが、借金は増え続け最終的に500万円もの借金を抱えてしまいます。

みんなの債務整理体験談メモ

お名前:サマリタンさん(仮名)
性別:男性(41歳)
職業:個人事業主
地域:埼玉県
債務整理方法:自己破産
借金の原因:生活費
債務整理時の借金総額:500万円


債務整理をするなら事務所選びは慎重に

派遣社員として工場勤務を続けていましたが、工場閉鎖に伴い別業種の仕事を行なうことにしました。

派遣スタッフとして工場勤務している間は時給制で働くことになるので、大規模工場ほど長期休みが長く、ゴールデンウィークやお盆休み・年末年始の翌月は給料が少ない状況が発生します。

毎月の支払いを安定させつつ、クレジットカードのポイントが貯まるという理由で、生活費決済の大半をクレジットカード払いにするようになっていましたが、リボ払いの恐ろしさをまだこの時は知らなった状態でした。

東日本大震災が原因で転職計画が頓挫

派遣社員として別の会社に移動して、家電量販店に出向するメーカースタッフとなりましたが、キャンペーンスタッフの方が高収入が得られることを知り、上を目指すことにして首都圏へ転居することにしました。

この時、銀行カードローンの利用限度額が100万円にまで増額されていたので、転居費用の不足分を補えることになりました。

しかし、全ての転居費用払込が完了し、次の転職先勤務開始日を待つタイミングで東日本大震災が発生して状況が激変してしまいます。

前の派遣会社は有給休暇消化済みで退職となり、新しい転職先は内定状態ですから、家電量販店であっても営業方針が積極販売からインバウンド販売に自粛が行われる結果となってしまいました。

つまり、内定取り消し状態となり、転居したものの職を失った状態です。

既に引っ越しは終えてしまっていたので、首都圏ならではの家賃の高さから、早期転職先を見つける必要に迫られました。

持病が悪化し支払いが困難な状況に

しかし、実際に震災復興が進むまでには時間がかかったので、転職出来たのは半年後となっていて、気がつくと借金額がクレジットカード3社から240万円、カードローン2社から200万円に達している状況となりました。

急いで転職先を見つけたので派遣会社としての勤務となり、予定していた内定先よりも月収で10万円程度少ない状況に陥ったことから、2年後には借金合計額が500万円に到達してしまい、年収の2倍近くになってしまいました。

生活費の補填のために借金500万円

シフトをなるべく固定してもらい、休日にはアルバイトを入れるようになりましたが、今度は持病の喘息が再発して10年ぶりに寝込む状態に陥り、最初にみずほ銀行カードローンの支払いが出来ずに代位弁済に陥ってしまいました。

その結果、保証会社として入っていたオリコから突然裁判を起こされて、慌てて法律事務所を探して相談に向かうことになりました。

法律家の知り合いがいなかったので、インターネット検索を駆使して丸2日かけて比較して見つけたのが泉総合法律事務所です。

低価格でありながら、事務所の数と在籍している弁護士数が多かったので、良いと考えて相談に向かいました。

依頼した弁護士と連絡がとれなくなり最悪の事態に

個人再生手続きを依頼しようと考えていましたが、相談を行なううちに自己破産手続きが可能という話になりました。

2名の弁護士が話を聞いてくれましたが、1名はベテランに感じられてもう1名は新人に見えたので少し不安になりましたが、依頼することになりました。

最初に受任通知を発送してもらい、次に弁護士費用を分割払いする形になります。

確かに金融業者からの督促状が届かなくなりましたが、携帯電話の分割払いが残っていたので強制的に弁護士に解約されてしまい携帯電話が無くなってしまいました。

メールによる連絡が取れない弁護士事務所に依頼してしまったので、連絡手段に困り必要書類を準備している間に、郵便事故により連絡が取れていないことが発覚し、いつの間にか依頼していた弁護士が辞任してしまう辞退に陥ったわけです。

別の法律事務所に再度依頼をして無事に自己破産

そこで、別の法律事務所へ依頼する必要に急遽迫られてしまい、法ラテス経由で紹介を受けた法律事務所に依頼すると、2社については過払いが発生しているので、過払い金返還請求により弁護士費用が出てしまうことが判明しました。

最初に支払った弁護士費用は何だったのかという思いを抱えたまま、自己破産申し立てをすると、同時廃止事件として判決が下り、2ヶ月後に呼び出された裁判所での集団審尋を受けてから3週間すると、無事に免責決定を受けられました。

債務整理の依頼は債務整理に強い法律事務所がオススメ

債務整理を検討する際には、1箇所の法律事務所だけでなく、複数箇所の弁護士と実際に面談をした上で、話が通じる弁護士に依頼しなければ意思疎通が上手く行かないと弁護士は突然辞任してしまうことがあると知っておく必要があります。

携帯電話を解約せずに連絡手段を残す方法があることも、法テラス経由で紹介してもらった弁護士に教えて貰えたので、法律事務所選びは急いでいても冷静にしなければならないと深く反省しました。

サマリタンさん(41歳 個人事業主 男性 埼玉県)


サマリタンさんの借金内訳と債務整理後の状況

サマリタンさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額:500万円
クレジットカード:
オリコ:100万円
Jトラスト:80万円
三井住友カード:100万円
消費者金融:
みずほ銀行:100万円
三菱東京UFJ銀行:120万円
借金開始から債務整理着手までの期間:約5年

債務整理後の状況

残債務:0万円
返済計画:自己破産のため免責
債務整理に踏み切った理由:
みずほ銀行カードローンの代位弁済先であるオリコから裁判を起こされたことで返済を諦めました。
債務整理をした時期:2014年4月頃

法律事務所選びも重要な債務整理

派遣社員として工場勤務をしていたサマリタンさん。

当時働いていた工場では、長期の休みが入る時期休業が続き、は収入が減ってしまうため、必要な生活費をクレジットカードとカードローンで賄っていました。

収入を上げるために都内の会社へ転職を行いますが、同じ時期に東日本大震災が発生してしまい内定が取り消されてしまいます。

既に引っ越しは終えてしまっていたので、高い生活費を工面するために予定したい会社よりも給料が低い会社に就職をしますが、生活費が足りない状況が続きます。

休日もアルバイトをしながら凌いでいましたが、無理がたたり持病の喘息が悪化し、働けなくなる状況になってしまいました。

その結果、借金は膨らみ、500万円もの大きな借金を背負うことに。

返済が困難な状況に陥ったサマリタンさんは保証会社から裁判を起こされたことをきっかけに債務整理を決意し、法律事務所に相談にいきます。

しかし、最初に足を運んだ法律事務所では連絡がうまくとれず、弁護士が辞任する最悪の事態に陥ってしまいます。

そこで新しい法律事務所に相談をしたサマリタンさんは、その法律事務所で無事に自己破産の申請を行うことが出来ました。

無事に自己破産の申請を行うことが出来て本当に良かったですね。

もしかすると最初に依頼をした法律事務所は債務整理の経験が少ない法律事務所だったのかもしれません。

弁護士にも得意なジャンルというものがありますから、債務整理を行う場合は債務整理に強い法律事務所を選びたいですね。

当サイトで紹介している法律事務所は全て債務整理に強い法律事務所となっているので安心して相談することが出来ますよ。