フリーター時代にギャンブルにハマり借金450万円。妻の協力のお陰で出来た自己破産
ギャンブル破産さん(35歳 男性)からいただいた債務整理体験談です。
フリーターの20代の頃、ギャンブルにはまったというギャンブル破産さん。
もっと打ちたい、もっと勝ちたいという気持ちから給料の全てをギャンブルにつぎ込むようになっていきました。
負けた金額を取り戻したいという気持ちから、消費者金融の看板を目にし、お金がなくなると少しずつ借金を重ねていったギャンブル破産さん。
気づけば借金は450万円、返済のために新たな借り入れをする自転車操業にまで膨らんでいきました。
みんなの債務整理体験談メモ
お名前:ギャンブル破産(仮名)
性別:男性(35歳)
職業:会社員
地域:不明
債務整理方法:自己破産
借金の原因:ギャンブル
債務整理時の借金総額:450万円
借金生活でダメにしてしまった人生を取り戻した実体験談
私は現在IT企業で働く35歳の男性です。
今は結婚して子供も二人、休みの日は公園に子供と出かけたり、春などにはディズニーランドなどに出かけたりする普通の会社員をしております。
そんな私も20代の頃はフリーターで、バイトの給料が入ると友達と早朝からパチンコ店に並び、勝ったら焼肉やら風俗に行くような日々を送っていました。
しかし、大負けしてしまったある日、そんな感覚ではなくもっと打ちたい、勝ちたい気持ちが強く、アルバイトの給料日のその日のうちに全額パチンコで失ってしまう状態となったのです。
銀行にはもうお金がない、でもなんとしてでも取り戻したい!そんな気持ちで感覚がマヒってしまっていたのか、駅前にあるアコム、アイフルといった消費者金融の看板に目が行ってしまったのです。
主婦でも借りられるという内容を見た私は、フリーターでも借りられるか、一万でいいからお金を手に入れたいという欲望のもと、申し込みをしたことがきっかけで、借金まみれになってしまいました。
それからというもの、お金がない状態のときは、消費者金融から5000円、4000円、とちょこちょこ借り、なくなるとまた引き出しに行くということをしていました。
もはや銀行感覚です。
しかも、一つの金融が限度額になると別の消費者金融のカードを作ったので、どんどんと借金は膨れ上がっていきました。
いつかちゃんと返すしといった甘い考えのまま、21歳から26歳くらいまでそんな生活を続けていきました。
通常の生活も送れなくなるほど増えてしまった借金
最初の頃は、まだカードの枚数も1~2枚だったので、給料日の返済もたいしたことはありませんでしたが、それが5枚6枚となっていきました。
全て限度額でいっぱい借り入れしていたので、返済額は一枚につき15000円にも上がっていました。
一回の返済に10万以上の返済です。
当時の給料は16万、クレジット返済をすると残る給料は4万程度でした。
返済はいつも、15000円返済すると3000円くらいすぐに借りられるようになるので、そこからすぐに引き出しを行う生活でした。
その頃には、ギャンブルなどではなく、通常の生活が送れないことが原因で借金をしていました。
冷静に考えれば、15000円返して3000円借りられるということは、元金は3000円しか返せておらず残りは全て利息だったのです。
私は、通称ジャンプという行為をひたすら行っていました。
給料日にまっているのは返済です。
いつからか、何のために働いているのか?と思うようになりました。
自転車操業の果てに
そして7枚目のカードに手を出したころから、完全にまわらなくなりました。
ジャンプ行為が、消費者金融のカードまわしに変化したのです。
一つ目のカードを返済しすぐに3000円ジャンプ、その3000円を二枚目のカードの返済にまわす、というのを三枚目、四枚目も同様にしていました。
しかし、返済するお金もなくなってしまい、返済が間に合わなくなり、消費者金融のお客様センターといった部署から一日20件以上着信が入る様になりました。
最初は「ご返済が遅れております」といった内容でしたが、段々と内容も強めになり「ちゃんとして頂かないと」といった口調が強調され、最後には「法的手段をとらせてもらいます」となり、申し訳なく電話をかけなおします。
人生に絶望している時に出会った彼女
もう私の人生は終わったんだ。
この先、まわりには絶対言えない借金を背負ってあと10年は絶対返せない人生なのだと、毎日感じていました。
そんな生活をして、アルバイトも3つくらいかけもちし、忙しい中で出会ったのが、現在の妻で当時の彼女でした。
当時の私の状態に段々勘づきはじめ、
「どうしたのか?本当に心配だから話してほしい」
と言われて、泣きながら全て打ち明けました。
彼女の勧めで法律事務所に債務整理の相談
解決方法として、彼女が調べてくれたのは法テラスという無料相談で、弁護士費用をそこで立て替えもらえるという、安く相談出来る機関でした。
そこで紹介された弁護士さんは女性の年配の方で、第一声が「大変だったでしょ、もっと早くこないとダメよ」と、優しく説教された感覚でしたが、何よりも安心しました。
一応「ちゃんと返すべきと思うので、債務整理にしようと思います」と言うと、「どちらも変わらないから、自己破産でいいと思いますよ?」と手慣れた感じでお話ししてくれました。
「7年くらいでまたクレジット作れるけど、もうこんな失敗しちゃダメですよ」など、これから先の人生をしっかりしなさいといったお話しまでしてくれました。
私の場合、今の妻である彼女が「ちゃんとしたところに相談して、これからしっかりやっていこうよ」と言ってくれた言葉が、この借金をしなければいけない感覚から脱出できたのだと感じています。
自己破産をしてからというもの、給料はしっかり自分の計算通り使うことが出来る、当たり前のことですが当時の私には諦めていたことでしたので、精神レベルで全身を常に重たくされていたものが全てなくなり、曇った日常が晴れて見えるようになりました。
一人で悩むことを辞めるのが借金問題解決への第一歩
今では住宅ローンを組むために毎月貯金をして、いつか家を買うために日々仕事を頑張っています。
全ては妻がしっかり受け止めてくれたこと、弁護士の方にもなぜ借金を作ってしまったのか、いくらなのかなどを包み隠さずお話し、しっかり対応してくださったおかげだと思っております。
そして、何よりも絶対にしていけないこと、それは一人で悩まないことです。
少しでも理解のある方に絶対に打ち明けましょう。
私ももっと早く打ち明けていれば、もしかしたら自己破産などせずに済んだのかもしれません。
でも、遅くてもいいのです、妻の言葉ですが
「しかるべきところに相談し、これからしっかりやっていこう」
苦しんでいる方、まだまだ遅くはありません、これからの人生絶対にやり直せます。
きちんと相談するところからはじめてみましょう。
ギャンブル破産さん(35歳 男性)
ギャンブル破産さんの借金内訳と債務整理後の状況
ギャンブル破産さんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。
借金内訳
借金総額:450万ほど
クレジットカード:
エポス:50万
セゾン:50万
消費者金融:
武富士:100万
アコム:100万
アイフル:50万
プロミス:50万
レイク:50万
借金開始から債務整理着手までの期間:5年間
債務整理後の状況
残債務:0円
返済計画:自己破産のため免責
債務整理に踏み切った理由:
当時の彼女になぜそんなにお金がないのか、問い詰められて、しっかりしかるべき相談をするように言われたことがきっかけでした。
債務整理をした時期:2008年10月
人生に絶望していた私を救ってくれた妻と自己破産
フリーター時代にギャンブルをしながら生活をしていたギャンブル破産さん。
ギャンブルの負けをギャンブルで取り返そうと借金を繰り返したことで、450万円という多額の借金を背負うことになってしまいます。
普通に働いていても借金を返済することは出来ず、借金を借金で返済する自転車操業状態に陥ってしまい、人生に絶望していました。
そんな時に、今の妻と出会うことが出来、妻の勧めで法律事務所に債務整理の相談をすることになります。
その結果、自己破産をすることで人生の再スタートをきることが出来ました。
今でも絶望していた自分を支えてくれた妻に感謝し、日々仕事に励んでいるそうです。
人生で最も辛い時期に、最高の女性に巡り合うことができたギャンブル破産さんはとても運がいい方だと思います。
これからはもう同じようなミスをすることなく、ご家族を幸せにすることを念頭に日々の生活を送って欲しいです。
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