ギャンブルから始まった夫に内緒の借金が220万円に。任意整理で救われた私の借金生活

2023年10月6日

れいなさん(43歳 無職 女性 青森県)からいただいた債務整理体験談です。

れいなさんは夫婦揃ってパチスロに行くことも多く、そのために生活費が足りないことも多くありました。

あるとき、どうしてもお金が足りずクレジットカードでキャッシングをしたのが、借金生活の始まりでした。

そこから約15年、夫には内緒で「借りては返す」という生活を繰り返してきたれいなさん。

その間もギャンブルと手は切れず、ついに借金の総額は220万円ほどに膨れ上がってしまいます。

みんなの債務整理体験談メモ

お名前:れいなさん(仮名)
性別:女性(43歳)
職業:無職
地域:青森県
債務整理方法:任意整理
借金の原因:ギャンブル、冠婚葬祭、生活費
債務整理時の借金総額:220万円ほど

債務整理体験談
いつの間にか増えてしまった夫に内緒の借金

ギャンブルから始まった借金生活…失業で返せなくなり任意整理を決意

共稼ぎだったのですが、結婚したばかりのころは、夫婦合わせての手取りは30万円にも届きませんでした。

普段ならそれでも生活できるのですが、冠婚葬祭などで大きな支出があると、途端に生活が苦しくなります。

さらに夫婦揃ってパチスロにいくということも多く、勝てばいいのですが、負けると本当に大変だったものです。

15年間続いた借りては返す生活

あるとき、どうしてもお金が足りず、クレジットカードでキャッシングをしました。

それが私にとって最初の借金でした。

そこから約15年、ずっと「借りては返す」という生活を繰り返してきました。

ボーナスなどを使ってなんとか完済しても、パチスロで負けて借金をしてみたり、臨時の出費で借金をしてみたり、となかなか借金と手を切れなかったのです。

しかも、その借金は夫には言わず、すべて自分で借りて、どうにか生活をまわしていました。

借金をしていることにより、いつも後ろめたいような気持ちだったのは、今でも忘れられません。

多重債務でひどい状態にあるのは自分で分かっていても、つい問題先送りにしてしまい、何も対応せず日々を暮らしていました。

光熱費の支払いが遅れたことも数えきれません。

借金があるのに失業してしまい債務整理を決意

もしギャンブルをしていなければ、これほど借金は大きくならなかったに違いありません。

しかしストレスがたまると、ついギャンブルに気持ちが向いてしまうのです。

きっぱりとやめられない意思の弱さが、何よりも問題だったと思っています。

そんな中で、私が会社の経営状況悪化に伴って失業することになったのです。

若いうちなら失業してもすぐに次が見つかるため、それほど困らなかったことでしょう。

しかし当時の時点で私の年齢は40間近。

すぐに次が見つかる保証はありません。

そのときの借金は、信用金庫に約100万円、クレディセゾンに約90万円、アコムに約30万円、信販会社に約7万円の、合計約220万円ありました。

「もし仕事が見つからなければ滞納し、家族にもバレて面倒なことになってしまう」

「このままギャンブルをしては借り入れる、という生活から抜け出せないのは嫌だ」

と、ようやく借金に対して真剣に向き合う気持ちになり、債務整理を決意しました。

恐る恐る電話した無料相談

弁護士会のホームページを見たところ、無料相談に関する記載があったので、おそるおそる電話しました。

電話に出た方は非常に事務的で、逆にほっとしたのを覚えています。

家からは遠い場所でしたが弁護士事務所を紹介されて、弁護士さんに会いました。

その弁護士さんは、しっかり話を聞いて状況を整理してくれて、口調も丁寧で、信頼できそうだと感じました。

そこで、その事務所にお願いすることにしたのです。

弁護士事務所に足を運んだのは、合計で3回程度でした。

恥ずかしいことに、任意整理を依頼するほどの貯金もありませんでした。

そこで相談したところ、分割払いで対応してもらえることになりました。

支払ったのは合計で15万円ほどです。

任意整理をしたところ、月々の返済額は約48000円となりました。

それまで多い月は10万以上を返済に回していたため、一気に生活は楽になりました。

ギャンブルと手を切ることができた債務整理

振り返ってみれば、よく毎月10万円以上を返済していたものだと思います。

その後に家族の手術などもあり、家族名義で別なローンを組むことになったりもしましたが、それは借金を繰り返していて貯金に回す余裕がなかったためです。

もしギャンブルをせず借金がなかったら、きっと新たなローンを組む必要はなかったことでしょう。

本当に後悔ばかりです。

任意整理をした借金の返済期間は5年です。

やっと終わりが見えてきて、残り数か月となりました。

既に2社分は完済しているため、残りは2社となります。

債務整理をすると、本人の名義ではローンや割賦が組めなくなる期間が生じます。

そのため状況によっては債務整理をしないほうがいい場合もあるかもしれません。

しかし私に限って言えば、債務整理をして良かったと感じています。

なぜなら、債務整理をしたことによってギャンブルと手を切ることができ、確実に借金が減っているからです。

完済後は、もう二度と借金をしなくていいような生活を心がけたいと真剣に考えています。

れいなさん(43歳 無職 女性 青森県)


れいなさんの借金内訳と債務整理後の状況

れいなさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額:220万円ほど
クレジットカード:
信用金庫:1,028,059円
消費者金融:
アコム:291,900円
クレディセゾン:890,497円
楽天KC:65,863円
借金開始から債務整理着手までの期間:完済分を含めるとトータルでは20年ほど。上記4社に関してはいずれも契約から5年以内。

債務整理後の状況

残債務:2,276,319円、クレディセゾンは過払い金があったため、189,639円が差し引かれ、残りが2,086,680円
返済計画:(期間)5年(返済)月43,500円、任意整理後の利息はカット
債務整理に踏み切った理由:
滞納なく返済していましたが、失業することが決まり、年齢的にすぐ次が見つからなかった場合滞納する可能性があると考えて債務整理を決意しました
債務整理をした時期:2015年8月ごろ

借金に対して真剣に向き合ったことで解決出来た借金問題

共働きながら収入が少なく厳しい生活を送っていたれいなさん。

夫婦揃ってパチスロに行くこともあり、負けるたびにより生活が苦しくなるというギリギリの生活を送っていました。

ある時、どうしても現金が必要になったれいなさんは、消費者金融から借金をしてしまいます。

最初は少額でしたが、それが積み重なり気がつけば借金は200万円以上に。

毎月10万円以上の返済を続けていましたが、限界を迎えたれいなさんは借金に対して真剣に向き合う決意を固めて債務整理の相談を行います。

任意整理を行ったれいなさんは、毎月10万円以上あった返済額を5万円弱に成功します。

家族にも相談できずに一人で借金問題で苦しんでいたれいなさんでしたが、専門家に相談したことで事態は一気に好転しました。

債務整理の相談をする前に、しっかりと借金に向き合うという決意ができたことが一番大きかったですね。

完済も目の前のようです。

残り数回の支払いですが、油断せずに最後までしっかりと返済を行うようにしましょう。