クレジットカードの使い過ぎで借金230万円。多重債務で鬱になった私が債務整理をした体験談

2016年12月5日

債務太郎さん（29歳 会社員 男性 神奈川県）からいただいた債務整理体験談です。

大学生の頃からクレジットカードを頻繁に利用し、支払いをリボ払いにしていた債務太郎さん。

就職してからは更に金遣いが荒くなり、支払いが間に合わなくなったため消費者金融でお金を借りてしまいます。

気軽にお金を借りられる事を知った債務太郎さんは借金を重ね続け、総額230万円の負債を抱えてしまいます。

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取り返しがつかない状況になる前に必ず債務整理を

大学生の頃から見栄で洋服の購入や飲食費にクレジットカードを利用し、リボ払いで支払いをしていたため、大学卒業時には利用可能額の満額に至っていました。

社会人になって収入を得るようになってからは、学生時代に染み付いた浪費癖がエスカレートし、クレジットカードをさらに1枚作成し、自分の欲求のままに使用していたら社会人1年目にすでにクレジットカードだけで100万円の債務が出来ていました。

そのクレジットカードの返済に限界を感じ、消費者金融への借入に手を出してしまいました。

更に狂ってしまった金銭感覚

簡単な申込みで即日高額の現金が手に入る感覚に、完全に金銭感覚が麻痺してしまっていました。

大手のプロミスで50万円の即日融資に至った私は、あたかも臨時ボーナスが入ったように思えてしまい、当初クレジットカードの返済に充てる予定だったプロミスからの借入分は、クレジットカードの返済延滞の督促が来ていた分を払いきると、すぐさままた新たな浪費に充ててしまい、借入から1週間程度で全て使い切ってしまいました。

借金のための借金癖がこの時すでに出来てしまっていたのですが、当時社会人2年目に入っていた私は年2回の賞与がそれぞれ30万円程は支給されていたため、その賞与で簡単に後から返済することが出来るだろうと楽観的に自己解釈をしてしまっていました。

借金が返しきれなくなり鬱病に

それから7年近く、消費者金融に借りては返すを繰り返し続け、膨らんだ借入額は総額で230万円にまで至りました。

この金額にまでなると、月々の返済額は12万円を超え、いよいよ生活がまともに出来ない状況に陥っていき、取り返しがつかない立場になってしまっていることにようやく気付くことになります。

私の当時の年収は320万円程度。

総量規制の3分の1以上はしっかり超えてしまっており、また借入をして返済しようにも出来ませんでした。

各社のおまとめローンへの借り換えも検討しましたが、審査を通過する会社は当然なく、途方に暮れていました。

督促の郵送物や電話が毎月のように続き、現実を受け止められない私は郵送物を開けることも出来ず、電話にでる勇気もない始末で、募る不安からしだいに鬱病になってしまい、仕事が手につかなくなってしまいました。

結果、初めて借金をしてから7年半で、新卒から続けていた仕事を辞めてしまい、収入を得ることが出来なくなってしまいました。

休みなく働く毎日

仕事を辞めたものの、家賃などの生活費程度は稼がないといけないので、日雇いのアルバイトを始め、少ない収入でその日暮らしを続けました。

土木や解体現場の力仕事や、深夜の搬入搬出作業など、時間帯に関わらず休みなく働きましたが、安定した収入とは言えず、生活費を稼ぐのでやっとの生活に心身ともに疲れ果てていきました。

親に借金がバレたくない…

やはり自己破産しか方法はないと思いながらも、何とか任意整理をしてもらえる手段はないのか探し回りました。

全てを曝け出し、自己破産をすることが自分にとって最良の手段であることは分かりきっていたのですが、私にはクレジットカード、消費者金融、銀行から借り入れた借金の他に、親が保証人になってくれている奨学金の残債もあったため、自己破産だけは避けたい状況でした。

自己破産をした場合、自分は楽になりますが、一括請求が保証人に行く事態は避けられないため、必ず親にもばれてしまいます。

若くして多額の借金を背負い、職まで失って惨めな生活をしている我が子の姿だけは見せたくないという想いで一杯でした。

必死に探して見つけた司法書士事務所

私はネットで四六時中、何とか自己破産以外の手段で何とか任意整理をさせてもらえる弁護士や司法書士がいないか調べ回りました。

貯蓄が全くなく、不安定な収入の私でも依頼を請け負ってくれる弁護士事務所などがないか、見つけては電話確認を行なっていたのですが、ほとんどが自己破産を電話口で勧めてくる始末で、それ以上の相談が出来ず、諦めかけていました。

そうした中で現在依頼している司法書士法人に辿り着くことができました。担当の司法書士の先生は親身に私の欲望にまみれた情けない話を聞いてくださり、時には厳しく、時には優しく言葉をかけてくださり、解決法を一緒に考えてくれました。

債務整理のお陰で減った返済額

依頼してから即日で督促の電話は一切鳴り止み、債務がある各社への交渉が始まりました。

将来利息カットということで受任され、毎月支払っていた12万円以上の返済額は月々5万円に。

不安で押し潰されていた心が一気に軽くなり、ありがたくて涙を流したのを覚えています。

この返済額は、毎月無理なく返済出来る金額ということで司法書士の先生と話し合いをした上で設定した金額になります。

債務整理の依頼時は私は安定した仕事をしていませんでしたが、早急に正社員で働ける職場を見つけられれば、着手金や報酬の支払いは収入が入り出してからで構わないということで、2ヶ月の就職活動期間を頂き、私は正社員として働ける職場を見つけることができました。

先生がいたからこそ、私は鬱病を克服でき、尚且つ借金の督促から抜け出し、無理のない返済をすることが出来るようになったのです。

任意整理をして心身ともに健康に

任意整理の依頼は、任意整理先を自分で選ぶことが出来るため、選び方によりますが職場はもちろん家族に知られる可能性はほとんどありません。

自己破産をする方法が本当は1番楽になる最善の方法だと思いますが、立場上避けたいという方は任意整理をお勧めします。

任意整理を依頼してからもうすぐ1年を迎えますが、見込み収入から相談して決めた返済額で今は順調に返済をしています。

依頼時に先生と約束した新たな借入はせず(した場合は一括返済を要求されるリスクがあります)、裕福ではありませんが借金地獄に陥っていた当時よりも心身ともに健康に生活が出来ています。

ずっと続いていた浪費癖も改善され、見栄を張ることなく自分と向き合い正常な金銭感覚を取り戻すことができたと思います。

担当してくださった先生には感謝してもしきれません。

債務整理は早めに相談

私のように多重債務による借金返済に苦しんでいる方には、問題を先送りにして自分の首を絞めることなく、債務整理に向けて即行動することを心からお勧めします。

なぜもっと早く相談しなかったのか、私は大変後悔しています。

見栄を捨てた先には必ず解決の糸口があるはずなので、まずは勇気を出して行動に移してください。

債務太郎さん（29歳 会社員 男性 神奈川県）

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債務太郎さんの借金内訳と債務整理後の状況

債務太郎さんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額：230万円
クレジットカード：
三井住友VISA：50万円
楽天：30万円
消費者金融：
プロミス：80万円
アコム：20万円
地方銀行：50万円
借金開始から債務整理着手までの期間：約11年

債務整理後の状況

残債務：230万円
返済計画：（期間）不明（返済）不明
債務整理に踏み切った理由：
月々の返済ができず滞納してしまったため、各社から督促の連絡が長年続き、鬱病になり職を失い収拾がつかない状況に陥ったため。
債務整理をした時期：2015年12月頃

法律の専門家に相談したから出来た任意整理

大学生の頃からクレジットカードを頻繁に利用し、お金があまりないので支払いをリボ払いにしていた債務太郎さん。

カードの限度額はすぐに満額となり、大学卒業時には100万円近い負債を抱えてしまいます。

就職してからは更に金遣いが荒くなってしまい、クレジットカードの支払いのために消費者金融で借り入れをします。

簡単にお金が手に入る事を知った債務太郎さんの金銭感覚は更に悪化。

借金はどんどん増えていき、最終的には230万円もの大きな金額になってしまいます。

返済への不安から鬱病も発症してしまい、仕事をやめざるを得なくなった債務太郎さんですが、任意整理をすることで借金返済への道を歩むこととなりました。

自己破産を勧められていた債務太郎さんですが、希望の任意整理で解決をすることが出来てよかったですね。

借金の額が大きくなればなるほど心身ともに追い込まれていってしまいます。

債務太郎さんが言うように、取り返しがつかない状況になる前に債務整理を専門家に相談して欲しいと思います。