鬱がきっかけで職を失い借金220万円。借金地獄から抜け出した私の債務整理体験談

2017年1月23日

渚さん(39歳 会社員 女性 東京都)からいただいた債務整理体験談です。

仕事のストレスから鬱になり退職した渚さん。

治療に専念していましたが、貯金が底をついてしまったため新しい職につきますが、病気が悪化してしまいまたすぐに退職をしてしまいます。

生活のために消費者金からお金を借りてしましたが、仕事がないため返済が出来ず、あっという間に借金の総額は220万円にまで増えてしまいます。

みんなの債務整理体験談メモ

お名前:渚さん(仮名)
性別:女性(39歳)
職業:会社員
地域:東京都
債務整理方法:任意整理
借金の原因:生活費・ギャンブル
債務整理時の借金総額:220万円


本当に辛かった借金地獄

私がこのような多額の借金をしてしまった理由なのですが、前の職場で激務と極度のストレスにより仕事をやむを得ず退職した事がキッカケでした。

体調崩し徐々に鬱になってしまった為に、治療に専念することが必要となったのです。

人に接することはおろか、人と話したり電話することすら嫌になってしまったので仕事に復帰しなくてはいけないと気持ちがわかっていても、それが難しい状況でした。

生活費を増やすためにギャンブル

そんな中、ついに貯金が底をつく目前となり私は焦ってしまいまして、今思えば病気のせいもあり判断能力が低下していたので、そのせいもあったのかもしれませんが…あろうことか、わずかな貯金の中の五万円を持ってギャンブルに手をだしてしまったのです

借金を増やすつもりも、遊び心もなく純粋に『生活費を増やさねば』その思いしかありませんでしたが、現実はそんなに甘くはありませんでした。

ギャンブルに負けて消えた5万円

五万円は見事にギャンブルで負けて無くなりました

あっという間に。

稼ぐとならば大金です。それを一瞬で。

『どうしよう、こんな年で親にも言えない』と思いましたし、人との交流一切を断ち切っていたので相談できる相手も勿論おりませんでした。

生活のために借金

とりあえず病気の関係で長く続かないのはわかっていましたが、仕事をせねばと無謀ではありましたが面接を受け、キャリアはありましたから採用はされました。

ですが、会社には病気の事は黙っていましたし無理矢理平静を装い仕事をして毎日地獄でしたし、半端ない極度のストレスで仕事中は毎日何度もトイレで吐いていました。

働き初めて2週間程して、遂に貯金は尽きました。

そんな時に『給料出たら、すぐ返済すればよい』そんな考えからネットで目についた消費者金融に手をだしてしまいました。

それで家賃と携帯料金を支払いました。

病気が悪化して退職…膨れ上がる借金

ひとまず安心していましたが、今度は仕事のストレスがまた3倍になって自分の体調に返ってきてしまい以前より悪化してしまいました。

結果的に仕事は退職。

そして返済するための借り入れを繰り返し、借金は220万円まで膨れ上がりました

しだいにそれも滞納するようになり少し返しては又返済。

支払い遅れの相談の電話を金融機関にして…体調が優れない時には連絡をし忘れる事もあり、そうなると土日関係なく催促の電話がきます。

それが一番辛かった。

次から次へと請求書は溜まり、郵便受けを見るのも嫌になりました。

鬱がきっかけで職を失い借金220万円
鬱がきっかけで職を失い借金220万円

借金のせいで生きた心地がしない毎日

電話や書類、もう毎日生きた心地はしませんでした

何のために生きて生活しているのかも、そうなると分からなくなりました。

借金は怖い、もう嫌だ。

ただただ、それだけでした。

毎日食べるのがやっと。

本当に辛い毎日でした

私の心を壊していく借金

こんな自分が物凄く惨めに感じてきて、外を歩く時は深く帽子をかぶりマスクをして誰とも目を合わせずに歩きました。

昔は明るい性格で、人前で歌を歌ったり良く笑ったりもしていた私が…まさかこんな風になるなんて思いもしませんでした。

私の場合は、鬱になっていたせいもありますが確実に『借金』は私の心を更に壊し、修復不可能にした事には変わりありませんでした。

借金は、こうして簡単に膨らんでいくものなんだと思いました。

後悔しか残らなかった借金

1つの業者から借りたらもう終わりです。

そこを踏みとどまる事が出来なかった自分を何度も何度も悔やみました。

私のように、いつ返せなくなるかもわからない人間は絶対に手をだしてはいけなかったんです。

一時は凌げても後には10倍の苦しみとなり返ってくるのです。

そこで踏みとどまるか、それか確実にサッサと返済して2度と借りない事です。

1件も2件も同じ事…それは大間違いで、少しでもそのような考えを持ってしまう方は私のようになる可能性が非常に高いと考えます。

私は今は後悔しかありません

任意整理で借金の不安を解消

任意整理をしたので電話もきませんし、利息はカットされましたから、それは相当な救いでした。

消費者金融や、銀行系列のカードローンも借りるまでは下手に出ますが少しでも返せなくなると態度はすぐに変わります。

非常に恐ろしいですよ。

渚さん(39歳 会社員 女性 東京都)


渚さんの借金内訳と債務整理後の状況

渚さんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額:220万円
消費者金融:
アコム:30万円
ニコス:30万円
プロミス:30万円
アイフル:30万円
三菱UFJバンクイックカード:100万円

借金開始から債務整理着手までの期間:約3年

債務整理後の状況

残債務:200万円
返済計画:(期間)不明(返済)不明
債務整理に踏み切った理由:
月々の返済が難しくなり、解約になり一括請求を迫られた為。
債務整理をした時期:2015年10月頃

まとめ

職場の激務と極度のストレスにより鬱になってしまった渚さん。

治療に専念するために仕事から離れて貯金生活をしていましたが、すぐに貯金は底をついてしまいます。

生活費をなんとかするために新しい職につきましたが、鬱が悪化してしまいすぐに退職をすることに。

その頃、生活費を工面するためにギャンブルに手を出してしまいますが、すぐに負けてしまい状況は更に悪化してしまいます。

生活費を消費者金融から借りて生活をすることにしましたが、借金はどんどん膨らみ220円に。

消費者金融からの督促に追い込まれていった渚さんは、任意整理をすることで借金地獄から抜け出すことができました。