親の治療費のために借金100万円。任意整理で借金を返済した体験談
ぺンタンさん(27歳 パート 女性 神奈川県)からいただいた債務整理体験談です。
親の治療費を工面するために消費者金から借金をしたぺンタンさん。
借り入れした借金は100万円という大きな金額だったため中々返済が進まず、精神的に追い込まれていきます。
借金の返済に追われつつも、素敵な彼と出会い結婚をしたぺンタンさんは、名字も変わるから借金の返済を辞めても大丈夫なのではないかという考えに至ってしまいます。
みんなの債務整理体験談メモ
お名前:ぺンタンさん(仮名)
性別:女性(27歳)
職業:パート
地域:神奈川県
債務整理方法:任意整理
借金の原因:生活費・治療費
債務整理時の借金総額:100万円
生活費の足しにする理由が借金地獄への始まり
私が借金地獄に陥ったのは、親にお金を貸したことがきっかけでした。
親が病気をしたことがきっかけで、生活することができなかったからです。
母親は専業主婦でしたが、父の入院費が嵩み、とうとう貯金も底を尽きてしまいました。
母はパートの仕事をしましたが、全然お金が足りないということで、私にお金を借りに来たのです。
入院費と生活費のために借金
私もお金は少ししか貯金がなくどうすることもできなかったので、消費者金融から借りることにしました。
初めは何とかなるだろうと思っていましたが、だんだんと借りる金額も多くなり、支払いが追いつかなくなっていったことに焦りを感じ出しました。
結局は2社からお金を借りて入院費と生活費に充てることにしました。
親は少しずつ返すとは言っていましたが、ほとんど期待せずに私も少しずつ返済をする毎日です。
なかなか元本が減らないので、借金自体がそれほど減らないのに焦りばかりが募ります。
何とか毎月最低額だけを返すようになっていましたが、なかなか借金は減りません。
結婚をきっかけに支払いをストップ
そんな時期に素敵な彼と出会ったことがきっかけで、1年間の付き合いを経て結婚することになりました。
私はずっと彼に借金があることは黙っていたので、結婚する時も借金のことは話せずにいました。
結婚した後は苗字も変わるし引っ越しもするので、返済しなくても大丈夫かもしれないと思ってしましました。
とりあえず1度返済をしないで様子を見ようと思い、返済しないで連絡を待ってみました。
すると催促の連絡もなかったので、何となくそのままバックレられるかもしれないと思い、結局はいつの間にか支払いを止めてしまいました。
消費者金融から督促の手紙
そのまま結婚生活が3年ほど経ったある時、私宛に消費者金融から手紙が届きました。
中には返済をしないと裁判を起こすとの書面が入っていたので、さすがにやばいと思い夫に正直に話をしました。
借りたものはしっかりと返さなければいけないことは当たり前ですが、すっかり忘れていたのも事実です。
すぐにネットでどこに相談すればいいか調べて、司法書士事務所に連絡をして、次に日には相談することができました。
司法書士に相談
事務所に行くと相談窓口のような場所があり、そこで担当の司法書士さんと話をしました。
正直にバックレていたことを話し、どうすればいいか相談しました。
すると任意整理を進められ、一度詳しく調べるからまた連絡しますと言われました。
私が事務所に行ってから1ヶ月程経った時に連絡があり、再度事務所へ足を運びました。
任意整理で借金を整理
2度目の相談の時には、具体的にいくら金額を払えばいいか、どれだけ毎月支払いができるかなどを聞かれました。
無理のない金額て毎月必ず支払いをすることを条件に、任意整理をする事になりました。
支払期間は約2年間で、その間は利息も掛からないで元本を支払うだけです。
毎月3万円の支払いならば払うことができるので、2年間の支払いをすることになりました。
手続き自体はとても簡単で、司法書士さんがすべてやってくれますし、支払いが終わった時に再度事務職来てくださいと言われただけです。
計3回の事務所への訪問だけで、約8年間の借金地獄から抜け出すことができたので、気分をスッキリさせることができました。
借金をした自分の反省点
私が借金をしたのは生活費の足しにすることがきっかけでしたが、借金をしている時でも、そんなに節約しなかったことが反省点です。
借金をしていてもまた借りればいいやという気持ちがどこかにあり、ついにいつまでも減らない借金に焦ってしまいました。
借りるなら毎月の返済額をしっかりと守って、計画的に借りることの大切さを学ぶことができました。
2年後にはきっちりと借金を全額返済することができたので、気分もスッキリしています。
クレジットカードなどの審査には数年間は通らないですが、借金がないだけでも心が軽くなった気がします。
ぺンタンさん(27歳 パート 女性 神奈川県)
ぺンタンさんの借金内訳と債務整理後の状況
ぺンタンさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。
借金内訳
借金総額:100万円
消費者金融:
アコム:50万円
アイフル:50万円
借金開始から債務整理着手までの期間:約8年
債務整理後の状況
残債務:73万円
返済計画:(期間)2年4ヶ月(返済)月30,000円
債務整理に踏み切った理由:
結婚した後に督促状が届いたことがきっかけで、夫に相談をしました。
債務整理をした時期:2010年4月頃
決して逃れることが出来ない借金
父親の治療費を工面するために消費者金から借金をしたぺンタンさん。
最初は返済も何とかなると軽い気持ちでいましたが、徐々に借り入れる金額が大きくなり、返済が困難に。
元本が中々減らないことに焦りを覚えたぺンタンさんは、精神的にも追い込まれていきます。
借金返済の生活を続ける中で素敵な彼に出会ったぺンタンさんは彼と結婚をすることになります。
結婚をしたことで名字も変わる上に引っ越しもするので、もしかしたら借金から逃げることが出来るかもしれないと淡い期待を抱いたぺンタンさん、支払いを一方的にストップしてしまいます。
当然借金からは逃れることは出来ませんので、数年後、消費者金から督促状が届いたことで慌てて債務整理の相談をすることになりました。
法律事務所で任意整理をすることになったペンタンさんは、地道に借金を返済していき、約8年間の借金地獄から開放されることになりました。
無事に任意整理の交渉がまとまり、借金を完済することが出来て本当によかったです。
過去の体験談にもありましたが、女性の方の場合、結婚をして名字が変わることで借金から逃れることが出来ると考えてしまう人がいらっしゃるようですね。
結婚をして名字変わったり、引っ越しをして住所が変わったとしても、借金から逃れられるわけではありません。
借金の返済が苦しい時は、一刻も早く法律事務所に相談をしてみて下さい。
相談だけなら無料の場合が多いですし、専門家に話を聞いてもらえるだけで安心感も得ることが出来ますよ。
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