結婚前の夫の借金と生活費が積み重なり借金700万円。離婚を避けるために勇気を出して自己破産を決意

2019年9月4日

りんごさん(25歳 主婦 女性 福岡県)からいただいた債務整理体験談です。

結婚した後に、夫に多額の借金があることが発覚したりんごさん。

深く考えることなく、金融機関に借り入れをしては返済することを繰り返すうち、借金の総額はなんと700万円になってしまっていました。

毎日お金の話ばかりで、夫を責めたり怒鳴りあったりする日々……ついには離婚の話も出てきていました。

子供のためにも離婚だけはしたくない、そう決意したりんごさんは債務整理を相談することにしました。

借金総額700万円
結婚後に夫の借金が判明!!出産と育児で生活費が嵩み借金を繰り返した結果離婚寸前に…

みんなの債務整理体験談メモ

お名前:りんごさん(仮名)
性別:女性(25歳)
職業:主婦
地域:福岡県
債務整理方法:自己破産
借金の原因:収入に見合わない出費が多かった事
債務整理時の借金総額:700万ほど


夫の借金が700万円になり給料のほとんどが支払いで消えていく日々、債務整理で救われました

結婚してから夫に多額の借金があったことが発覚

若くして結婚した私は色々な事に無知で、お金の管理もいい加減な所がありました。

主人は歳上なのですが、結婚してから1年後くらいに主人に借金があったことが発覚しました。

金額も何百万と大きかったです。

主人のお給料自体もそんなに多くはなく、結婚して子供も産まれ、元の支払い分にまた支払いが増え支払いが追いつかず、金融機関に借り入れをしては返済がまた膨らみ、また借り入れをし……の繰り返しになってしまい、結婚2年程でトータルで700万円ほどまで膨らんでしまいました。

金融機関もアコム、プロミス、レイク、三井住友カード、福岡銀行、福岡信用金庫、西日本シティ銀行から借り入れをしていました。

当時はなんとかなるだろうと甘い考えだった私達が招いた結果が、700万円近い借金でした。

借り入れだけでは足らず、両親に全て話した上でお金を借して欲しいとお願いしたのです。

この話を聞いた両親はなぜこんなになるまで借金が膨らんだのかと言われ、主人の借金があった事も話すと大激怒し、離婚しろとまで言われてしまいました。

給料のほとんどが借金返済で消えていく日々

毎日お金の事を考え、両親からも毎日のようにお金の話をされ心配もされていたからか離婚して子供と帰って来なさいと言われ、その頃の私は生きる希望もなく主人との関係もギクシャクし、子供が可哀想で毎日夜な夜な泣く日々が続いていました。

そんな時、両親がもうどうしようもない所まできているのなら、債務整理も考えてみたらどうかと言ったのです。

当然主人とも毎日お金の話ばかりで、主人を責めたり怒鳴りあったりしていました。

しまいには離婚という問題まで出てきてしまったのです。

でも、子供もいるし離婚だけは避けたかったし、離婚に逃げたくありませんでした。

どうにかしないといけないのは分かっていたのですが、お金を借りればいいと言う考えがどこかにあったからこういう事になってしまったんだろうなと反省しています。

最終的に、お給料のほとんどが支払いで消えていく始末でした。

生活がまともに出来ない所まで来ていたので、最終的に自己破産をしようという結果になりました。

弁護士に相談し自己破産しました

自己破産するに当たって家の近くの法律事務所に電話をし予約を入れ出向き、弁護士さんにお願いする事になりました。

何故借金が出来たのかどこの金融機関からいくら借りたのか事細かにお話しし、弁護士費用もお金がかかるのですが、お金がなかったので分割でお願いする事にしました。

今でも弁護士費用は払い続けています。

でも、自己破産をしたおかげで生活は一変しました。

お金の話をするたびに胃がキリキリして夫婦喧嘩もよくしていたのが、家の中も明るくなり不安も無くなりました。

何より子供も小さかったので、これからお金が必要になってきます。

そこの心配が消えたのが、一番大きかったです。

借金がある事が恥ずかしいと思う人は多いと思います。

その為に誰かに相談出来ずにいたり、自分で何とかしようとして借金が膨らみ支払いが出来なくなり、また借金をする。

このパターンになってしまうと、本当にどうしようもなくなります。

借金がある事は恥ずかしい事ではないと私は思っています。

生活する為に必要な借り入れであれば良いと思います。

なので苦しくなって来たら誰か相談できる人がいるなら相談し、もうどうしようもなくなってきたのであれば、債務整理を考えるのも全然良いと思います。

自己破産の経験でお金に対するルーズな考え方が変わりました

自己破産する事でデメリットももちろんあります。

自分の名義でカードが作れなくなったり、パスポートが作れない、ブラックリストに載ってしまうなど。

この経験をしてお金に対する考え方も変わり、何とかなるだろうと言う考え方は止める事が出来ました。

きっとお金で苦労してなかったら、今でも適当で普通に生活できる事に感謝出来ていなかったかもしれません。

債務整理をしてはどうかと両親に言われ、きっかけを作ってくれた両親には今では感謝しています。

今では自己破産をした事は良かったと思っています。

あのまま自己破産していなければ、家族はバラバラになっていたかもしれません。

今の幸せは無かったかもしれません。

一歩踏み出す事で人生は変わります。

同じように悩んでいる方がいるなら、勇気を出して債務整理をしてみたらいいと思います。

りんごさん(25歳 主婦 女性 福岡県)


りんごさんの借金内訳と債務整理後の状況

りんごさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額:700万ほど
クレジットカード:
三井住友カード:100万円
福岡銀行:120万円
西日本シティ銀行:60万円
福岡信用金庫:90万円
消費者金融:
アコム:200万円
レイク:70万円
プロミス:50万円

借金開始から債務整理着手までの期間:3年

債務整理後の状況

残債務:15万円
返済計画:(期間)1年2ヶ月(返済)月1万円
債務整理に踏み切った理由:
生活が困難になった為
債務整理をした時期:2017年10月ごろ

離婚寸前だった地獄の生活から解放してくれた自己破産という制度

若くしてご結婚されたりんごさんでしたが、結婚後にご主人の多額の借金が発覚します。

既に子供も生まれてしまっていたので、離婚だけは避けたいりんごさんは現状を何とかしようとしますが、ご主人の給料も低く、子供が生まれてお金がかかる時期と重なってしまい更に借金を重ねることになってしまいます。

借金を繰り返していく生活が続き、積もりに積もった借金の総額は700万円という大きな金額に。

日々の生活も借金返済に支配されてしまい、夫婦仲も悪化。

離婚寸前の状態になってしまいました。

子供のために離婚だけは避けたいりんごさんは、生活を立て直すために自己破産を決意します。

弁護士事務所に行き、自己破産を手続きを依頼したことで無事に自己破産が認められ、借金生活から解放されることが出来ました。

自己破産をきっかけにお金に対する考えも変えることが出来たということです。

弁護士事務所にへの支払いはまだ残っているようですが、大きな金額ではないので最後までしっかりと支払いを頑張ってほしいと思います。

借金を隠して結婚をしてしまう男性は意外と多いようです。

せめて結婚前には借金を完済して欲しいものですが、そういうい生き方をされてきた以上難しいのでしょう。

恋人に借金があるのか無いのかを調べることは非常に難しいので最終的には相手を信じるしかありませんが、結婚を考える相手であっても、そういったマイナスの面が無いかどうかを日々の生活から見極める努力は必要なかもしれません。