自分の甘えと見栄が原因で抱えた350万円の借金。結婚をきっかけに債務整理をした体験談
ののさん(29歳 会社員 女性 東京都)からいただいた債務整理体験談です。
上京をしてから浪費を繰り返していたののさん。
生活費のためにたまに借金をしていたののさんですが、当時付き合っていた彼の生活を支えるためにも更に借金を重ねるようになってしまいます。
気がつけば借金は350万円という大金に。。
結婚をきっかけに債務整理をすることになりました。
みんなの債務整理体験談メモ
お名前:ののさん(仮名)
性別:女性(29歳)
職業:会社員
地域:東京都
債務整理方法:自己破産
借金の原因:浪費
債務整理時の借金総額:350万円
自分の甘えと見栄のせいで抱えた多額の借金
わたしは現在29歳の主婦です。
わたしは今から7年前に、銀行といくつかのカードローン会社から多額の借金をしてしまい借金苦の生活を送っていました。
借金の理由は、自分の浪費癖と当時付き合っていた彼にあります。
上京してから金遣いの荒い生活に
大学を卒業して東京の会社に就職が決まったわたしは、実家のある栃木県から東京都内に上京しました。
それまで家族と暮らしていたわたしは一人で生活することはもちろん初めてで、お金のつかい方や、やりくりの仕方をどのようにすればよいのか全くわかっていませんでした。
しかし、上京したことに浮かれてしまい、自分で稼いだお給料のほとんどを服や化粧品、バッグを買うために使ってしまいました。
お給料の全てを使うだけでなく、クレジットカードを使ってカードの上限額まで買い物をしてしまうようになりました。
家賃や光熱費の支払いや食費につかうお金がないことに気付いたわたしは、銀行でカードローン契約をしてそこから融資を受けて支払っていました。
彼のために借金をする生活
そんな中、ある男性に出会いました。
彼は運送業の仕事をしていましたがあまり仕事に真面目ではなく、無断欠勤を繰り返すような人でした。
もちろん貯金はなく、わたしが彼の生活費を支払うようになっていました。
彼にはわたしがカードローンで借金をしていることは言っていませんでした。
打ち明ければ、彼はわたしとは一緒にいてくれないような気がしていました。
自分の生活費、カードの支払いと、彼の生活費を支払うには銀行のカードローンからの融資だけでは足りませんでした。
そのため、銀行の他に3つのカードローン会社と契約し、借金をしました。
しかし彼は突然わたしと別れたいと言い出し、別れることになりました。
最後まで彼に借金のことは話すことはできませんでした。
結婚をきっかけに債務整理の相談へ
そのとき、借金は総額350万円になっていました。
毎月の返済額はすべてあわせて8万円でした。
返済状況はとても厳しかったですが、毎月のお給料から返済していました。
そんな生活を何年か送り、わたしは別の男性と出会い結婚することになりました。
そのとき、主人に借金のことを初めて打ち明けました。
彼に理由や借金総額をすべて話すと、債務整理をしようと提案してくれました。
わたしはそのときまで債務整理についてまったくわかっておらず、借金の悩みが解決できるとは思っていませんでした。
法テラスで借金の無料相談
まず、主人と一緒に法テラスに相談に行きました。
そこで出会った弁護士の方は親身になってわたしの話を聞いてくれ、債務整理にはどのような方法があるか、わたしにはどんな方法が適しているかを具体的に話してくれました。
法テラスでの相談は無料ですが30分と限られており、希望があれば弁護士事務所に直接相談に来てくださいと言われました。
わたしはその弁護士の方の人柄や柔らかい雰囲気に惹かれ、その方に相談することに決めました。
弁護士の力で自己破産
後日、その方の弁護士事務所に行き、さらに具体的な相談をしました。
借金をした詳しい経緯や借金の理由、今までの返済状況や現在の経済状況を伝えました。
わたしはそのとき自分名義の土地や車は持っていなかったので、自己破産をすすめられました。
わたしと主人は、自己破産できるならそのようにしたいと思っていたのですぐに自己破産の手続きをすすめてもらうことにしました。
書類に自己破産手続きに必要な内容(借金の理由、経緯等弁護士の方に話したことと同様の内容)を記載し、それを裁判所に提出し認められれば自己破産に進むというものでした。
書類を提出して数日後には認可が下り、自己破産ができることになりました。
手続きはすぐに終了し、それまで自宅に届いていた返済の督促状や返済の督促の電話は一切なくなりました。
そして、総額350万円あった借金は0になりました。
自己破産をして手に入れた新しい生活
それからは、それまで返済に苦しんでいた数年間が嘘のように、借金のない生活を手に入れることができました。
自己破産をした関係で、自分名義のクレジットカードは持つことができなくなったり、新たなローンを組むことができなくなるということはありますが、特に不便に思うことはありませんでした。
一生かけて返済していかなければならないと思っていた多額の借金を0にすることができ、本当に助かりました。
借金をするきっかけになった自分の無知さや甘えを反省し、これからは主人と一緒に自分の身の丈にあった生活を送っていこうと思います。
ののさん(29歳 会社員 女性 東京都)
ののさんの借金内訳と債務整理後の状況
ののさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。
借金内訳
借金総額:350万円
消費者金融:
みずほ銀行:300万円
アイフル:20万円
プロミス:20万円
三井住友銀行カードローン:10万円
借金開始から債務整理着手までの期間:約4年
債務整理後の状況
残債務:0万円
返済計画:自己破産のため無し
債務整理に踏み切った理由:
月々の返済が厳しかったので結婚を機に
債務整理をした時期:2016年5月頃
長年苦しんだ借金から開放してくれた債務整理
大学卒業後、社会人になったののさんは初めて東京で一人暮らしをすることに。
お金を自由に使える環境に浮かれてしまったののさんは、収入のことをあまり考えずに浪費を繰り返してしまいます。
結果、生活費を払うことが出来なくなり、カードローンに手を出してしまいます。
その後、ある男性と交際をしますが、真面目に働かない男性だったためにののさんが生活費を支払うようになってしまいます。
過去の浪費分の返済に加え、二人分の生活費を払う収入も無いので、更に借金を繰り返してしまいました。
男性と別れた後、現在のご主人に出会い結婚をします。
ご主人に借金があることを勇気を出して打ち明けた所、債務整理を進められたののさんは、法律事務所に相談に行きました。
ののさん名義の土地や車の所有もなかったので、自己破産をすることになり、弁護士の指導のもと無事に自己破産の申請を済ませることが出来ました。
借金がなくなったののさんは、新たな人生を歩むことが出来たわけですが、過去の自分をしっかりと反省し、身の丈にあった生活を心がけることが出来ているようですね。
自己破産は2度目となると申請がおりない可能性が高くなるようです。
今後債務整理をしなければならないような状況に陥らないよう、人生を歩んで欲しいですね。
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