収入以上の浪費を繰り返してしまったせいで借金250万円。フリーターの多重債務者が過払い金で借金完済をした体験談
フリーターの多重債務からの過払い返還で借金完済した話
へいおさん(36歳 会社員 男性 京都府)からいただいた債務整理体験談です。
収束活動に失敗してフリーターとなってしまったへいおさん。
大学に在学中から借金をしていたため、アルバイトをしながら返済を行っていましたが、ちょっとしたことでも借金をする癖がついてしまい、借金の総額は250万円にまで膨れ上がってしまいます。
みんなの債務整理体験談メモ
お名前:へいおさん(仮名)
性別:男性(36歳)
職業:会社員
地域:京都府
債務整理方法:過払い返還請求
借金の原因:収支バランスを無視した浪費
債務整理時の借金総額:250万円
フリーターの多重債務から過払い返還で借金完済
大学卒業したものの、結局就職出来ずにフリーターとなってしまいました。
在学中から借金はありました。
その時はアルバイトをしていたのと、就職すればいずれお金も入るので返済出来ると甘く考えていました。
ですが実際には就職も出来ず、結局フリーターとなってしまったのです。
その時点ではまだ借金はキャッシング分の20万円程度でした。
フリーターになって月収10万円に満たない額しか稼げないのに遊んだり欲しいものを購入したり。
お金がない時にはキャッシングを繰り返しました。
今思えば無知とはいえ馬鹿だなと思いますが、飲み会のためにキャッシングしたこともありました。
返済は行っていたものの自転車操業状態に
そんな時、マルイのキャッシングが限度額いっぱいになってしまったのです。
その時点で毎月2万円返済していたのですが、携帯電話料金や年金の支払いを含めると自分が自由に使えるお金は数万円程度。
就職活動もほとんど行わず、一日数時間のアルバイトしか行っていませんでしたので入ってくるお金は少ないものの、キャッシングのおかげで浪費癖が付いてしまいました。
当時はまだ総量規制もなく、消費者金融の審査も甘かったのもあって、これ以上キャッシング出来ないラインにまで到達したら新しい消費者金融に申し込んでキャッシング。
ただ、延滞や遅滞だけは一度も行いませんでした。
もしも遅くなったら家族にバレるかもしれないというリスクがあったので、とにかく延滞や遅滞は絶対にしませんでした。
だからお金がない時は借りたお金で返済するようなことも。
まさに自転車操業そのものでした。
借りられる額が増えたことで起きてしまった錯覚
しかも、申し込み当初は10万円の枠でも返済をしっかり行っていると限度枠もどんどん広がっていったんです。
限度枠が広がると、お金のない自分は「自分が使えるお金」だと錯覚してしまいました。
基本的にリボ払いで借りていたので、10万円単位ならどれだけ借りても返済額が同じだし、10万円単位が変わるラインでお金を借りても「返済額は4,000円変わるだけだしな」といった安易な気持ちで、気付いたら物凄い額になっていました。
正直、アルバイト代などが全て返済で消える状況が7年以上は続きました。
アルバイトから正社員に昇格
そんな時、自分にとって奇跡が起きたんです。
それは就職先が決まったんです。
アルバイト先で正社員雇用されることになって給料も増えました。
それまでのおよそ倍の収入になったので自転車操業から抜け出せたんです。
精神的にも余裕が出来つつ、毎月コツコツと返済していました。
過払い金返還請求のために法律事務所へメール相談
ただ、なかなかゴールが見えないので良い方法はないかなと探している時に過払い返還のことをインターネットで知りました。
もしかしたら自分にも過払い返還の権利があるんじゃないかと大まかにどのようなものなのか調べてみたところ、やはり自分にも権利があると。
その際、いくつかの法律事務所に相談のメールを送ったのですが、一番真摯な対応をしてくれたところに決めました。
事務所まで伺い、使っていたカードを渡しました。
そして後日どれくらいの過払いがあるのかを調べて書類を送りますとのこと。
1週間もしないうちに連絡が来て、およそ160万円戻ってくると。
こんなに戻ってくるのかと驚きました。
過払い金のお陰で借金を完済
戻って来たお金の1割程度は事務所への着手金という形でお支払いしつつ、残ったお金は分割払い。
およそ3万円の返済となりましたが、それまで一か月10万円近く支払っていたことを思ったら負担も軽いものです。
法律事務所にももちろんお金を支払いましたが、法律事務所からはとにかく先方への返済を最優先するように言われました。
何らかの事情で支払が厳しくなった時は、こちらへの返済は融通を利かせられるけど先方に延滞や遅滞をすると問題がややこしくなると。
懇切丁寧にいろいろと指導してもらい、その後コツコツと返済を続けて事務所に足を運んでから3年後には借金を完済出来ました。
へいおさん(36歳 会社員 男性 京都府)
へいおさんの借金内訳と債務整理後の状況
へいおさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。
借金内訳
借金総額:250万円
クレジットカード:
マルイ:50万円(キャッシング)
セゾン:50万円(キャッシング)
消費者金融:
アコム:50万円
プロミス:50万円
ゼロファースト:50万円
レイク:50万円
アイフル:50万円
借金開始から債務整理着手までの期間:約8年
債務整理後の状況
残債務:90万円
返済計画:(期間)3年(返済)月3万円
債務整理に踏み切った理由:
過払い返還を調べていたら自分も出来ると知ったため
債務整理をした時期:2012年2月頃
借金完済へ大きな手助けとなった過払い金
就職活動に失敗してフリーターとなってしまったへいおさんですが、在学中から借金をする癖がついてしまっていたため、フリーターになってからは更に借金を重ねるようになってしまいます。
返済は真面目に行っていましたが、先の見えない不安と常に戦っていました。
ある時、アルバイトから正社員になることがへいおさんは、これをきっかけに借金を返済しようと決意し、自分に過払い金が無いかどうか調べるために法律事務所にメールを送ります。
そこで一番対応のよかった法律事務所に行き、過払い金を調べて貰ったところ、160万円もの過払い金があることが判明しました。
思った以上に大きな金額が返還されることに驚いたへいおさんですが、専門家に過払い金返還請求を依頼し、借金返済に大きく近づくことが出来ました。
その後も真面目に返済を行い、見事借金を完済を果たします。
8年物長い期間借金の問題に苦しんできたへいおさんですが、無事に借金を完済することが本当に良かったです。
おめでとうございます。
正社員という立場も得ることが出来ているので、今後の人生がとても明るいものに感じられていることでしょう。
今回のことをきっかけに、今後は借金をすることなく身の丈にあった生活を心がけ、幸せな未来を掴んで欲しいですね。
最近のコメント