急な出費と生活費のために借金300万円。多重債務者になった私の自己破産体験談

自己破産まっしぐらのおっさんさん(34歳 会社員 男性 青森県)からいただいた債務整理体験談です。

自己破産まっしぐらのおっさんさんは、車の買い替えや、引っ越しなどが一気に重なった際、貯金をしていなかったためキャッシングとカードローンを利用してしまいます。

その後も奥さんの出産費用を捻出するためにカードローンを組みますが、返済が遅れてしまうようになり、返済のためにまたお金を借りる自転車操業状態に陥ってしまい、借金総額は300万円に膨れ上がってしまいます。

みんなの債務整理体験談メモ

お名前:自己破産まっしぐらのおっさんさん(仮名)
性別:男性(34歳)
職業:会社員
地域:青森県
債務整理方法:自己破産
借金の原因:自分自身と家族の生活費捻出のために
債務整理時の借金総額:300万円


多重債務に陥って債務整理から自己破産へ

私が借金をしたきっかけは、29歳の時に所有していた車が壊れたために買い替えを行おうとしたが、以前にクレジットの延滞をしてしまいローンの審査が通らずカードローン(モビット)で購入資金にしようとした事です。

また、30歳の際に転勤を申し渡され他県に赴任する事になったのですが、その際に必要な家電等の購入資金が無くまたクレジットカードのキャッシング(イオンカード)を使用。

更に、33歳時に妻の出産費用を捻出するためにカードローンを(SMBC)契約しました。

その後、34歳の時に返済が滞りだしてきたのでおまとめローン(じぶん銀行)を使用しました。

借金をしている時の生活状況

借金した当初は何も滞りなく返済をする事が出来ました。

しかし転勤で出費がかさんでしまい、数か月に1回支払いが遅延してしまう事がおこってきました。

当時給与の減額も相まって、自分の可処分所得が無かったため、返しては借りての自転車操業を行っていました。

33歳になる頃に妻と同居する事が出来ましたが、妻は妊娠中の身でしたので仕事が出来ず、私だけの収入だけでは生活をしていくことが困難になっていった状況で、どんどんジリ貧になっていくのが解ってきて精神的にも余裕が出来なくなってしまい、些細な事で怒ったりしたので仕事も家庭でもストレスを感じる毎日でした。

精神的に徐々に追い詰められ、精神科で薬を処方してもらわないとならない状況となっていきました。

借金が増えていってしまった原因

今思い返してみると、借金が増えていった原因としては、転勤がおこる事を事前に把握しておらず、貯金を全くしていない状態が借金が増えていく原因となってしまいました。

2つ目は、車を買い替えの際に自分の収入に見合っていない車を購入してしまった事。

購入したのが中古車だったのだですが、しっかりと物をチェックして不具合が無いだろうか等を確認しておらず、後々の出費がかさんでしまったのも原因のひとつです。

3つ目は、妻と同居する時に会社の社宅を退去しなければならなかったのですが、会社の方に新たな社宅を用意してもらえないか等といった相談を行っておらず、自己賃貸で借りてしまったことです。

考えてみると自分のリサーチ不足がそもそもの原因となってしまっています。

しっかりと後々の事を考えず楽観的すぎる考えで行動を起こしてしまった為に、段々とジリ貧になっていってしまいました。

急な出費と生活費のために借金300万円
急な出費と生活費のために借金300万円

債務整理を決意したきっかけ

いよいよ返済が難しくなってきましたので、債務整理をしようと考えるようになりました。

債務整理をしようと考えた最大の理由は、妻と同居して妻にも私の借金のせいで迷惑が掛かってしまう事に対して申し訳なく感じて自分の借金は自分で何とかしないとならないと考えたためです。

債務整理を行う為に行った行動

実際に債務整理を行う前に、まずは自分の借金がどの位あるか、月々の返済はいくら払っているか、どの位延滞をおこしてしまっているか等をメモして、まずは自分が置かれている状況の把握を行いました。

次に生活費がいくらかかっているかを数か月の平均を出しました。

債務整理を依頼するにあたって色々ある法律事務所や司法書士事務所を調べていき、無料相談が出来る事務所については無料相談をしてもらいました。

そして自分の話をしっかり聞いてもらえるや具体的な対策を提示してもらった司法書士事務所を探し出しました。

同時に市町村の福祉協議会の生活相談室等に相談を行い自分が利用できる制度等が無いかを相談しました。

債務整理を依頼した後

債務整理依頼後はクレジット会社からの督促等は一切無くなり、手元に多少なりとも現金が残るようになったため、全て手持現金のみで生活をする習慣が付きました。

また、福祉協議会や司法書士事務所と逐一連絡を取り合って、不測の事態を回避するためのアドバイスを頂きました。

債務整理前に比べて、精神的にも随分と余裕が出来てきましたので、家庭内でも揉め事がおこる事が徐々に少なくなっていきました。

債務整理を行った結果

各クレジット会社からの和解内容では債務整理をする意味が無いという事でした。

理由としては整理前と整理後の返済額がほぼ変わらず、ボーナス時の負担が発生してしまうといった事を司法書士の方が懸念したためです。

そのため、現在自己破産の申し立てを行っている最中です。

法律事務所選びのポイント

他の方からどこの事務所が良いという事を聞いても良いかとは思いますが、担当の方と自分自身が合っているとは限らないと考えています。

全く知らない方に自分の負の部分を見せるわけですから、無料相談が有ればじっくりと話をさせてもらえれば良いと思います。

事務所の雰囲気も重要と考えています。

他の人達に話を聞かれないようにプライバシーに配慮された間取りがされていないと気軽に話せないと思います。

まずはしっかりと情報を収集しておかないと失敗したといっても後の祭りになります。

早く借金を何とかしようと焦っては道は遠のくと思いますので、まずは落ち着いて腰を据えて情報を収集してわからない事があったら調べていく癖を付けていったら失敗をするリスクも減ると思います。

自己破産まっしぐらのおっさんさん(34歳 会社員 男性 青森県)


自己破産まっしぐらのおっさんさんの借金内訳と債務整理後の状況

自己破産まっしぐらのおっさんさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額:60万円
クレジットカード(キャッシング枠):
イオンカード:50万円
消費者金融(カードローン):
SMBC:100万円
モビット:50万円
じぶん銀行:100万円
借金開始から債務整理着手までの期間:約5年

債務整理後の状況

残債務:300万円(免責予定)
返済計画:(期間)不明(返済)各社月々5000円
債務整理に踏み切った理由:
月々の返済を滞納しだした為
債務整理をした時期:2016年9月頃

債務整理で精神的な余裕も生まれる

車の買い替えや引っ越しで、一気に出費をすることになってしまった自己破産まっしぐらのおっさんさんは、貯金がなかったためキャッシングでお金を借りることに。

その後、奥さんが出産をすることになりますが、お金が無かったためカードローンで出産費用を捻出します。

しかし、給与の減額で可処分所得が減ってしまい、借金を返すために借金をする自転車操業に陥ってしまい、あっという間に多重債務者になってしまいます。

借金のストレスから精神科にも通うようになってしまい、追い込まれた自己破産まっしぐらのおっさんさんは、債務整理をする決意を固めます。

自分で家計の状況をまとめ、法理事務所等の情報を調べて相談に行き、債務整理の依頼をした自己破産まっしぐらのおっさんさんでしたが、和解内容では債務整理をする意味が薄いということで、自己破産を申し立てることになります。

債務整理の相談をしたことで、精神的にも随分と余裕が出てきたようで安心しました。

自己破産の申請が認められるまでは不安が続くかもしれませんが、もうしばらくの辛抱ですので頑張って欲しいです。

借金が増えれば増えるほどストレスが増えていき、その結果家庭崩壊やメンタルの病気になってしまうことがあります。

多重債務に陥ってしまっているのであれば、まずは相談だけでも専門家にした方がいいでしょう。