引越し後に会社が倒産してしまい借金200万円。自己破産の悪いイメージに苦しめられた債務整理体験談
もなさん(31歳 派遣社員 女性 宮城県)からいただいた債務整理体験談です。
住んでいたアパートの上階に引っ越してきた住人の騒音トラブルが原因で、引っ越しを余儀なくされたもなさん。
引っ越し費用を工面するために借金をしたことがきっかけで、借金の金額は膨れ上がっていってしまいます。
最終的に借金の総額は200万円となり、もなさんは鬱病になるまで追い込まれてしまいます。
みんなの債務整理体験談メモ
お名前:もなさん(仮名)
性別:女性(31歳)
職業:派遣社員
地域:宮城県
債務整理方法:自己破産
借金の原因:生活費・引越し代
債務整理時の借金総額:200万円
債務整理で自己破産して心が楽になった経験談
私は、過去に借金の自己破産をしました。
初めての債務整理でわからない点ばかりでしたし期間も半年ほどかかりましたが、ようやく完了できたため今回体験談をお話したいと思います。
私が行った債務整理は、法テラスを通して弁護士に依頼いたしました。
借金の総額は約200万ほどあり、本当にどうしたらいいかわからずに、鬱病のような生活まで送っていました。
同じように苦しんでいる方のお役に立てればと思いお話いたします。
震災と騒音トラブルで仕方なく引っ越し
借り入れを始めたきっかけは、大地震と騒音トラブルです。
あの東日本大震災の時ですが、アパートの1階に家族で住んでいました。
幸い地震での被害はあまりなかったのですが、それがきっかけで上の階に騒音トラブルの住人が引っ越してきたのです。
非常にうるさい方たちで、毎日深夜までの騒音や、駐車場を無断で複数利用するなど本当に迷惑な方たちでした。
それが原因で、1年ほどストレスで体調を壊すことも多く、管理会社に相談するも効果がないため引っ越すことにしたのです。
しかし、それがなければ住み続けるつもりでいた我が家。
さらに大地震で開いている部屋も少なくなっており、自分たちの払える範囲のアパートやマンションが圧倒的に減っている時期でした。
それでも耐えることができず、仕方なく家賃が2万円ほど高いマンションに引っ越したのです。
引っ越し資金のための借金が原因で自己破産に
その時に借金をしたのがきっかけで借金生活が始まりました。
2万円の増額と、引っ越し費用、仕事も減少している時期でした。
しかし、大地震の影響からか銀行などでも借金の審査が比較的ゆるく通りやすい時期でもありました。
借りることは思っていたよりも簡単でしたが、その生活が続いていくうちに、やはりどんどんマイナスが増えてきてしまいました。
結局、自分たちの収入にあう金額のアパートに引っ越すことができたのが、それから数年後でした。
しかし、そこで次に起きたのが勤務先の倒産です。
ニュースにもなるほど有名な百貨店でしたがあっさりと倒産してしまい、そこで私たち家族は露頭に迷ってしまいました。
そこで、返しきれなくなってしまった借金のことを法テラスに相談に行ったのですが、最初は債務整理で少額で返済していくつもりでいました。
しかし、事情を話すことで弁護士の方からも債務整理の自己破産をすすめられ、自己破産を行うことになったのです。
自己破産の悪いイメージを払拭
それまでは、自己破産にいいイメージを持っていませんでした。
してしまったら終わりだと思っていたほどです。
でも、弁護士から話を聞くうちに自己破産が悪いものではなく、今後やり直していくために必要なリセットの作業なんだと感じ、お願いすることに決めたのです。
私の借金は約200万円ですが、いわゆる多重債務の状態でした。
利用していた企業が今までクレジットカードも含めて8社ほどあったため、任意整理だと結局今と変わらないということも教えてもらえました。
そこでやっと自己破産の手続きを始めるのですが、必要な書類や資料、記入する書類も非常に多く、学校にいたころを思い出すような作文を書く箇所もありました。
自分が借金してしてしまった原因や、自己破産をしてからどう変わっていきたいのか、そんなことを記入する欄でした。
債務整理で大切なのは信頼できる弁護士
弁護士が女性で親切な方だったので、内容や注意点も一緒に相談しながら取り組むことができました。
弁護士を誰にするかは、債務整理の時に非常に重要なポイントです。
今後、行う予定の方は実際に自分の借金の経緯や内容まで話すので、信頼できない人には任せにくいため、この人になら任せられると言う人を見つけるのが良いと思います。
自己破産の手続きは、それほど大変なものはありませんでしたが、資料を見たり文章を書いていく中で、どうして自分がここまで借金してしまったのか、そういったことまで理解することができました。
私の場合は、借金の中にギャンブルなどが原因のものがないことが良かったと弁護士の先生が教えてくれたのですが、申請を出してからは裁判所に行くこともなく完了まで無事に進むことができました。
問題を先送りにせずに周囲の人に相談すべき
今までの自分は問題を先送りにして逃げてばかりいました。
しかし、これでようやく身の丈にあった生活ができると思うとほっとしています。
家族にも借金のことは知らせていましたが、もし1人で悩んでいる方がいたら、早めに打ち明けて下さい。
家族に言わずに自己破産を行うことはおそらく難しいです。
辛いかもしれませんが、打ち明けてしまった方が心も楽になります。
私も弁護士に相談することで、債務整理中も今までの落ち込んだ気持ちはなくなっていました。
借金の問題を解決することは難しくありません。
是非、今の生活から抜け出して、軽い心を取り戻してください。
もなさん(31歳 派遣社員 女性 宮城県)
もなさんの借金内訳と債務整理後の状況
もなさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。
借金内訳
借金総額:200万円
クレジットカード:
JCB:70万円
楽天:20万円
消費者金融:
アコム:50万円
セブン銀行:60万
借金開始から債務整理着手までの期間:約5年
債務整理後の状況
残債務:0円
返済計画:自己破産のため免責
債務整理に踏み切った理由:
職場の倒産、滞納もありこれ以上は無理だと思ったため
債務整理をした時期:2016年10月頃
自己破産は悪いことだというイメージを変えてくれた債務整理の経験
アパートの上の階に引っ越してきた住人が引き起こす騒音が原因で、引っ越しを余儀なくされたもなさん。
引っ越しを費用を工面するために借金をしますが、それが原因で借金地獄に陥ることになります。
新しい引越し先は今までよりも2万円も家賃が高く、当時働いてた仕事だけではまかないきれなかったため、少額の借金を繰り返していきます。
しかし、ある時にもなさんの勤務先が倒産。
更にお金が必要な状況に突き落とされてしまいました。
既に借金の金額は200万円にまで膨れ上がってしまっていたため、もなさんはどうすることも出来なくなってしまいます。
返しきれなくなってしまった借金をどうにかするために法テラスへいったもなさん。
そこで勧められたのは自己破産でした。
任意整理で少しずつ返済をしていっても、状況は変わらないと判断されたためです。
自己破産は悪いことだというイメージを持っていたため、あまり気乗りはしなかったもなさん。
しかし、担当の弁護士からは自己破産は新しい人生をやり直すために必要なリセットだと言われ、自己破産することを決心します。
その後、無事に手続きも進み、問題なく自己破産することが出来ました。
いい弁護士に出会うことが出来ましたね。
無事に自己破産が出来て本当によかったと思います。
自己破産は悪いイメージがつきまといますが、新しい人生をやり直す日本の制度の一つです。
自殺に追い込まれるくらいならしっかりと利用して欲しいと思います。
しかし、一人だけでの自己破産はかなり大変です。
手数料はかかりますが、専門家に依頼するほうが確実ですよ。
最近のコメント