収入に見合わない浪費を繰り返し借金300万円。もう二度と味わいたくない借金体験談

2017年11月6日

アッシュさん(41歳 会社員 男性 埼玉県)からいただいた債務整理体験談です。

会社勤めでしたが、給料が低いためいつもギリギリの生活を続けていたアッシュさん。

少しでも生活を豊かにするために、会社以外でもダブルワークをしていましたが、ある日体調を崩してしまい満足に働くことが出来ない状態になってしまいます。

生活を賄うためにクレジットカードのキャッシングなどを利用するようになったことから、借金癖がついてしまい、気がつけば借金は300万円という大きな金額になってしまいます。

みんなの債務整理体験談メモ

お名前:アッシュさん(仮名)
性別:男性(41歳)
職業:会社員
地域:埼玉県
債務整理方法:任意整理
借金の原因:収入に見合わない浪費
債務整理時の借金総額:300万円


二度と味わいたくない程苦しかった私の借金生活の体験談

私は、28歳の時に債務整理をしました。

27歳の頃一応会社勤めをしていたのですが、給料が安く昼は普通に会社勤め、夜はコンビニなどでアルバイトをしていました。

それまではこのダブルワーク生活で何とかなっていたのですが、途中身体を壊してしまい、夜のアルバイトを辞めざる負えない状態になりました。

無論、本業の仕事だけでは生活できないので、ここからクレジットカードやキャッシングに手を出すようになりました。

クレジットカードの利用で増えていく借金

クレジットカードはショッピングで、キャッシングは給料の足りない分を補うおうに使っていました。

キャッシングを契約した時は、限度額が100万円あり、最初の頃は控えめにちょこちょこと使っていたのですが、慣れてくると魔法のカードのような感覚になりどんどん使ってしまいました。

気が付くと限度額ギリギリまで行っていました。

そこのカードが使えなくなってしまい、また別の会社から新たにキャッシングをしてしまいました。

最初の会社は限度額100万円に対して、2社目のところは30万円の限度額でした。

その30万円もすぐに使ってしまいました。

鳴り止まない返済督促の電話でノイローゼに

数ヶ月して、返済が滞るようになり債権者からの取り立ての電話がジャンジャン鳴る状態になってしまいました。

その当時私は父と二人で暮らしていて、父も以前借金に悩まされていたので、借金事態に敏感になっていました。

家の電話がジャンジャン鳴り、次に自分の携帯電話にもかかってくる、父には内緒にしていたのですが、父は薄々感ずいている様子でした。

借金の催促の電話が鳴りやまなく、何も手に付かなくなりちょっとしたノイローゼになってしまいました。

収入に見合わない浪費を繰り返し借金300万円

知人の紹介で司法書士に借金の相談

自分から債権者と交渉する勇気もなく、知人に相談して司法書士に相談することにしました。

すぐに司法書士の事務所に行き、借金の相談をしました。

司法書士は返済能力のない者にお金を貸すほうも悪いので、法廷で争うといった手法を提案してきました。

私はその指示に従い法廷で債権者とやり合うことになりました。

しかし、法廷の場には債権者は誰も来なく、裁判官からあなたはまだ若く、独身でいくらでも仕事で稼げるからと言われ、法廷での争いはなしになってしまいました。

再度の相談で任意整理を選択

その後司法書士に再び相談をしました。

次の方法として、自己破産、任意整理、個人再生の3つを提案されました。

私は良く考えました。

自己破産はとても怖くこれだけはやりたくないと思いました。

個人再生は認められるのが難しいらしく、結局任意整理をすることになりました。

任意整理の方法は、司法書士に代理人になってもらい、各債権者に交渉してもらい利息なしの元金だけを分割で払っていくものでした。

少し時間はかかりましたが毎月5万円を払っていくことで決着が着きました。

5万円を司法書士に払い、司法書士から各債権者に支払われる内容でした。

借金の支払いが一本化できたのと、催促の電話が鳴らなくなり、精神的に非常に楽になりました。

4年をかけて借金を全額返済

それからは、毎月の5万円の支払いを滞ることは許されないので、一生懸命に働きました。

会社の休みの日には、別の所にバイトにも行き、何とか返済に従事しました。

約4年間で何とか借金は返済できました。

ここでの反省は、自分の収入に合わない借金はしないこと、支払いの滞った時の恐怖感、信用を失うことなど代償があまりにも大きいので、これからはもう借金などはしないように心掛けています。

二度と味わいたくない借金地獄

もう一つ債務整理で後悔したことは、新しいクレジットカードが作れなくなったことです。

今の時代クレジットカード社会なので、新たに作れるようになるまで、えらく苦労しました。

あんな思いはもう二度と味わいたくないと心に誓いました。

仕事を真面目にやることこそが打開策だと思います。

アッシュさん(41歳 会社員 男性 埼玉県)


アッシュさんの借金内訳と債務整理後の状況

アッシュさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額:300万円
クレジットカード:
アプラス:90万円
ジャックス:75万円
消費者金融:
プロミス:30万円
アットローン:100万円
借金開始から債務整理着手までの期間:約4年

債務整理後の状況

残債務:240万円
返済計画:(期間)4年(返済)月5万円
債務整理に踏み切った理由:
ダブルワークできなくなり収入が減ったため
債務整理をした時期:2004年7月頃

二度と味わいたくない借金生活の苦しさから助けてくれた債務整理

会社の給料が低かったためダブルワークをしながら生活をしていたアッシュさんですが、体調を崩してしまい、満足に働くことが出来なくなってしまいました。

生活費をまかなうために、一時的にクレジットカードのキャッシングなどを利用してその場を凌ごうと考えましたが、簡単にお金が手に入ることに錯覚を覚えてしまい、どんどんと借金を重ねていってしまいます。

最終的には借金の額は300万円にまで膨れ上がってしまい、次第に返済も滞るように。

消費者金融からの督促の電話が毎日のようにかかってくることでノイローゼになってしまったアッシュさんは、知人に相談をして司法書士を紹介して貰い、債務整理をすることにします。

任意整理というかたちで借金の返済が認められたアッシュさんは4年をかけて無事に借金関西を果たすことが出来ました。

長い時間がかかってしまったようですが、しっかりと借金の返済をすることが出来た本当によかったと思います。

2004年ですと、消費者金融の金利も高く、もしかすると過払い金の返還も出来たかもしれませんね。

債務整理を行う場合、担当の司法書士、弁護士の力量も大切になりますから、しっかりと選んでから債務整理を依頼するようにしましょう。

また、アッシュさんのように会社の給料だけで生活が出来ないという状況は避けましょう。

会社の給料で生活が出来る程度の家賃レベルのところに住んだり、見栄をはらずに生活レベルと落とすことも大切です。

借金をするような状況になる前に、一度自分の生活水準を見直すようにしてください。